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書家 Satoshi が語る悠久紙の魅力

INTERVIEW

-Satoshiさんが悠久紙と出会った

 きっかけは何ですか?

 元職場である市役所の先輩から商工会の方を通じ「悠久紙展」に出展の依頼を頂いたのがきっかけです。当時は創作活動をし始めた頃でしたので有り難く出展させて頂きましたが、まだ悠久紙も宮本さんの事も知らない時でした。

-Satoshiさんにとって、

 悠久紙を使うことには

 どのような意味がありますか?

 一言で言うならば、悠久紙は人間や動物と同じ「生きもの」。これは悠久紙に出会った頃より年々強く思うことです。

 厳密に言うと色も形もすべて違うオンリーワンのものであり、自然界で育まれた天然の素材しか使われていない事からその山々(自然)に触れているような感覚におちいります。さらには楮を育てた土、雨、風、太陽のエネルギーまでもが悠久紙の中に凝縮されている気がします。

 悠久紙は大切な人に贈る「書のGIFT」として主に使わせて頂いていますが、そのような大切な贈りもので長年そばに置いて頂くものだからこそ悠久紙に出会えて良かったと思います。

ーこれからの悠久紙や作り手に

 望むことはありますか?

 悠久紙を絶やさずに守っていくためにその価値や魅力を多くの方々に知って欲しいと思います。現代のくらし自体が大きく変化してきていますが、その中でどのような使用用途があるかを発案し、私のような書家だけでなく一般の家庭の中でも悠久紙を使っていただきたいと思います。

 作り手さんである宮本さんにこれ以上望むことはありませんが、新たな担い手となる方については悠久紙の生産に誇りを持って臨んで欲しいと思います。

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片 山 諭 志

satoshi  katayama

書家/アーティスト

1975年 富山県南砺市生まれ
 

田園に囲まれた散居村で育つ。3歳時に心臓を手術し運動は控えながらも9歳の頃にソフトテニスと出会いテニスの楽しさを知る。大学4年時に全日本学生選手権で優勝。卒業後、地元で公務員(現南砺市役所)になりながら選手としてさまざまな大会で活躍。引退後、指導者となるが現役選手の頃に何度も「言葉」に支えられた経験から言葉で人を力づけれたらと思うようになり、書道経験ゼロから筆を持ち我流で人に言葉を書き始める。筆を持って1年後、公務員を辞職。活動は国内及び海外にも広げ、書道団体には所属せず独学で古典の臨書を繰り返し、自身の書を探求し続ける。

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